モンテッソーリ教育において、子どもは指を動かすことでその知能を高めていくと考えられているということは以前にも少し触れました。
特に幼少期のお仕事は手を動かし、細かい動きを獲得していく時期。専用の教具をわざわざ買わなくても、手や指を動かすお仕事はちょっとの工夫でいくらでも準備することができます。
なかでも日々の生活で手軽に取り入れられるのが台所育児。おもちゃではない本物の食材に触れ、手を動かし、目や鼻、そして口など五感を使った立派な「お仕事」になるのが嬉しいですね。慣れてきたら段取りなども自分で組めるかもしれません。
とはいえ!
子にお手伝いをしてもらうには、いくぶんか親の心の余裕が必要です(泣)。(もちろん、そんなことない親御さんもいらっしゃると思います!)
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今日は久々に気が向いたので、肉じゃがを作るついでに娘にお手伝いをお願いしました。
まずは子の目の前でスジを取ってみせました(提示)。すると、子もまねして向きはじめます。
はじめはうまくむけませんでしたが…
いくつか私が手伝ってからその場を離れると、お!むけるようになっていました。
むいたものは別のお皿へ。
なんとなくきれいに並んでいるのがおもしろいです。
おまけ
台所育児のついでに、絹さやでいろいろ遊んでみました。
○匂いを嗅ぐ
くんくん、匂いを一緒に嗅いでみます。そのままだとあまり匂いがわからない場合は、包丁で切ってあげると切り口から絹さやの匂いを感じとることができます。
○構造を知る
まずは光に透かして見てみました。
レントゲンみたいですね。中にちょんちょんちょん、と小さい粒のようなものが並んでいます。
さやを割って分解してみました。これが先ほどの影の正体。
「これ種? まいたら葉っぱ出てくるかなぁ」と3歳児。
また余裕ができたら、台所育児続けていきたいです。