・色彩感覚を養う
・指の巧緻性を高める
今回、紹介するのは感覚教具「色板」の作り方です。以前紹介したこちらの色板
と同じく、色の微妙な差異を認識したり身の回りの色に気づいたりして色彩感覚を養うのに最適。洗濯バサミを使うことで、手先を器用に動かす訓練にもなります。2本の指を閉じたり開いたりして洗濯バサミではさむ動きは、のちのちお箸や鉛筆を持つトレーニングにもなるんですね!
モンテッソーリの色板の作り方
まずは材料を用意しよう
今回使用するのは木製クリップ。セリアとワッツで売られている18個入りのものを使いました。
色板で使う色数は自由です。使用する色の数だけ、必要な本数ぶん用意してくださいね。筆者は今回、6色×4段階=24色のカラーリングで作ることにしたので18本入りの木製クリップを2パック購入しました。余ったクリップは、洗濯ばさみのお仕事に使うのもオススメですよ♪
手軽に入手できるのは100均の「50色おりがみ」
今回、色板に使ったのは100均で売られている50色の折り紙。税抜100円でコレが買えるなんて本当にすごい時代です。以前はセリアでの取り扱いはなかったように思いますが、数か月前から50色入りの折り紙をセリアでも見かけるようになりました。もちろん、もっと色数が欲しい場合は100色折り紙などもオススメです。
今回筆者が用意したのはダイソーの「ぜんぶちがう 50色おりがみ」と、セリアの「知育おりがみシリーズ おりがみ×色数 50色おりがみ」の2種類。
いずれもパッケージ裏面を見ると「あか」「しゅいろ」「だいだい」…といった具合に色の名前が明記されているので、色板に限らずお子さんが色の名前を覚えるのにも使えそうです。折り紙の色味はメーカーによって異なります。パッケージで中の色を確認できることが多いので、好みのものを用意してくださいね。
色見本を使うのもアリ
ペンキなどの色の出方・見え方の参考になる「色見本」を使うのもオススメです。折り紙を使う場合はグラデーションになるように色を自分で選ばなくてはなりませんし、明度は色によってバラバラ。でもペンキなどの色見本は色の濃淡を比較しやすいように印刷されていることが多く、そのグラデーションをそのまままるっと色板に活用することができます。色見本画材店やホームセンターでTake Freeで置いているところもたまにあるようですが、ない場合は100均の折り紙を使うほうが手っ取り早いかもしれません(筆者もまわりましたが、近所にある大きめのホームセンターや画材屋にはありませんでした)。
色板を作ろう!
色板に使う紙と木製クリップが用意できたら、さっそく作っていきましょう。まずは色板に使用する色を決めていきます。きれいなグラデーションを作るにはこの作業が結構重要なので、慎重に選んでいきましょう!
1.折り紙を色別に分類する
2.同系色で明度の異なる4枚を選ぶ
ちなみに、こちらがセリアの50色おりがみで作ったグラデーション。
こちらがダイソーです。
ほぼ同じような感じですが、赤系統の色がセリアの方がなんとなく暗かったので、今回はダイソーの折り紙を使うことにしました。これはあくまでも好みの問題ですので、お好きな色の折り紙を使ってくださいね。
3.厚紙を5×12cmにカットする
次に、台紙を作っていきます。
4.厚紙に折り紙を巻きつける
5.木製クリップに折り紙を貼り付ける
色あわせのお仕事をやってみよう
使い方はとってもシンプル。洗濯バサミを選びとり、台紙の色と見比べて同じ色かどうかを判断していきます。
色数が多いので大変そうだなぁ…となかなか腰が上がりませんでしたが、いざ作り始めるとかかったのは小1時間ほど。わが家の3歳児も木製ピンチを並べたりはさんだりしながら「わ〜虹みたい〜」と喜んでくれた様子。いまではモンテ棚のスタメンになっています。
色に興味を持ち始めたタイミングでぜひ作ってみてくださいね♪