スーパーで赤紫蘇や梅が出回る季節がやってきました。今回わが家で仕込んだのは、しそジュース。クエン酸を加えるとぱぁっと色が明るくなる化学反応を、2歳の娘と一緒に観察してみました。
しそジュースを作ってみよう
ざっくりと作り方の流れを紹介します。詳しい分量などは、本稿の最後に紹介しているレシピサイトなどを参照してくださいね。
しそジュースを作るお手伝いをしよう
1.葉っぱを茎からはずす
2.お湯をわかし、しそをゆでる
3.ゆで汁を濾す
4.ゆで汁を鍋に戻し、砂糖を加えて沸騰させる
5.クエン酸(またはレモン汁)を加えて完成
色の変化を観察しよう
では、いよいよ実験です。しそジュースのゆで汁にあんなものやこんなものを入れると、どんな色になるかな?
レモンを絞ってみよう
上記のレシピの手順5が実験のハイライト。レモンなど酸性の液体を入れると、どんな変化が生じるでしょうか。通常は鍋に直接レモンを絞りますが、今回は子どもに絞ってもらうため、冷ましてから別の瓶に移し替えています。(瓶に入れて行いましたが、少しわかりづらかったので、鍋のまま冷ました状態でレモンを絞った方が色の変化に気づきやすいかもしれません。鍋の内側が白っぽいものだとGOOD!)
色水あそびをしてみよう
今回は、小さめの透明のプラスチック製コップを用意。色の変化がわかりやすいように、水で8倍くらいに薄めました。ほかに用意するのは酢(またはレモン汁)と重曹。スポイトも準備しました。
1.お酢(またはレモン汁)を入れる
この変化は、紫蘇から煮出した液体が酸性になったことで、アントシアニンが鮮やかに発色したことによるもの。 次は、別のしそジュースに重曹を入れて、アルカリ性にしてみます。
2.重曹を入れてみよう
しそジュースはアルカリ性になると、青色になるのですね。
おまけ:お酢に重曹を入れてみよう
娘が遊んで色々混ぜているうちに、重曹をお酢に入れてしまいました。するとどうでしょう、しゅわしゅわ~っと炭酸水のように小さな泡がたくさん浮いてきたんです。
混ぜることによって化学反応が起こり、二酸化炭素が発生したんですね。中和反応によって、お酢のにおいなども少し軽くなるのがおもしろいです。
夜、寝る前も「れもんしぼったのー!」「むらさき、ぴんくになったのー!」と言っていた娘。結構楽しんでくれたかな? と嬉しくなった実験でした。
≪しそジュースの作り方・分量の参考にしたサイト≫
北欧暮らしの、道具店
赤紫蘇シロップで夏を乗り切る、自家製しそジュースのレシピ