【コラム】花をいける・花の名を覚える

以前にも花をいけるお仕事について書きましたが、忙しくなるとつい花や緑を枯らしてしまう性分で、ここ数ヶ月ばかり、花を部屋に飾る習慣がすっかりなくなってしまっていました。

先日、久々に一人で外出する機会があったので、街の花屋さんで「子ども用に予算内で包んでください」とお願いし、小さな花束にまとめてもらい帰宅。野花を中心とした可憐な花々に、娘たちもとても喜んだ様子でした。

上の娘と一緒に水上げをして花瓶に。これまで枝ものはあまり買ったことがなかったのですが、切り花よりも長く楽しめるのがいいですね。幼児には切るのがかなり難しかったので、こちらは親が加勢します。

「子ども用に」と伝えたからなのでしょうか。嬉しいことに、花屋の店員さんが包み紙に花の名前をメモしてくださいました。花瓶に花を飾りながら、花の名前を伝えていきます。モンテッソーリで取り入れられているセガンの3段階のレッスン(名称練習)にならい、「これは、バラの実だよ」「これは、ヤリケイトウ。ニワトリさんの頭に付いてる鶏冠に似ているね」といった具合で伝えると、「バラのお花の実なの〜!?」などと初めて聞く花の名に食いついてきます。

花瓶はリビングの机に飾ったので、食卓につくたびに子どもたちは花の存在が気になって仕方がない様子。「バラの実はどれ?」→「この花の名前は?」と質問の内容を変えていくと、4歳の姉が2歳の妹に「これはバラの実っていうんだよ」と教えるようになっていました。

外を自転車で移動しているときも花の存在がどうしても気になるようで、「あ!青いきれいなお花があったよ!」と、後部座席から報告がよく聞こえてきます(^^;)。

ついつい植物を枯らしてしまうダメな母ですが、お花を部屋に飾るとこんなにも子どもの意識が向くのかと実感&反省させられた出来事でした。

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