【おすすめ絵本】子どもが時計を読むヒントに! 時計の絵本①

いざ知育時計を手に入れても、肝心の読み方は大人が教えなければなりません。しかし、時計の読み方を教えるのって案外と難しいもの。そこで今回は、時計をフィーチャーした絵本のなかから代表的な2タイトルをピックアップし、レビューしました。「時計の絵本ってたくさんあって、どれを選べばいいかわからないーー」。そんな悩みを解決してくれる本をぜひ見つけてみてくださいね♪

時計を読むヒントが満載! おすすめ時計の絵本

まついのりこ「とけいのほん1」「とけいのほん2」(福音館書店)

時計の絵本を探しはじめたときに筆者が最初に出会ったのがこの絵本シリーズ。初めてこの絵本がペーパーバック版で出たのが1973年。ハードカバーとして初版が出たのが1993年。その後も版を重ねていることからもわかるように、時計の絵本として長く支持されてきたことがうかがえます。内容はストーリー形式。主人公は短針の「ちび」と、長針の「のっぽ」です。ある日出会った登場人物どんぐりぼうやにちびとのっぽが教える形で、時計の読み方がわかる仕組み。

なんじか おしえてあげよう まず ちびのあたまの すうじを みてごらん 7だね こんどは のっぽを みてごらん のっぽは まっすぐ 12のところをむいてるね こんなときは ただ「7じ」って いえば いいんだよ

まついのりこ「とけいのほん1」(福音館書店)

ではこの「とけいのほん」シリーズ、「1」と「2」とではなにが違うのでしょうか? 「とけいのほん1」では時計の構造のほか「3時」「12時」といった基本の時計の読み方と、「3時半」「12時半」といった30分ごとの読み方までをカバーしています。「とけいのほん2」ではさらにステップアップ。時計に並んだ1〜12までの数字が5分ごとの時間を示していることが理解できるような構成になっています。わが家の3歳には「2」はまだ難しかった様子。はじめに「1」を読んで時計の構造を理解してから、「2」に進むのがよさそうです。

とだこうしろう「とけいのえほん」(戸田デザイン研究室)

デザイン性の高い知育絵本や知育グッズを展開している戸田デザイン研究室による時計の絵本。個人的には、この時計の絵本がいちばん気に入っています。絵本の中身は至ってシンプル。「ごぜん1じ」から「よるの12じ」までの24の時間が、その時間帯を表す印象的なイラストで表現されています。言葉で理解するのではなく視覚的に時計の読み方を理解できるので、年齢がまだ低いお子さんにおすすめです。時計の構造をストーリーで理解するのが上で紹介した「とけいのほん」(まついのりこ)であるなら、時間の存在を絵で理解できるのがこの「とけいのえほん」(とだこうしろう)。前者が「ふん」の読み方にまで踏み込んでいるのに対して、後者で覚えられるのは24時制の時間だけなので、すでにある程度時計や時間に関して理解できている場合にはこちらの本はおすすめしません。

わが家では、実際の知育時計と組み合わせて使っています。

ボーネルンド 知育時計 絵本
ボーネルンド 知育時計 絵本

子どもが無作為に開いたページの時計の形に合わせて、時計の針をぐるぐるとまわして同じ形にを作ります。ルールは、針を時計回りにまわすことだけ。遊び感覚で時計に親しむことができます。

ここで紹介した以外にも音が出るものや、小さな時計の針を実際に手で回しながらら時間を理解できるものなど、たくさんの絵本が出ています。ぜひお子さんにぴったりな絵本を見つけてみてくださいね♪

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