知育にぴったりなのに使いこなせない蜜蝋粘土。。
上の子が小さい頃に買っていたシュトックマーの蜜蝋粘土。シュタイナー教育でもおなじみですが、初めて出したときにはこれまで小麦粘土に慣れてしまっていた幼い子どもにはどうも硬すぎたようで、うまく使いこなせずにしまったままになっていました。
出してみると、中身はこんな感じ。
薄い板のような形状で、硬めではありますが、ずっと触っていると手の温かさで少しずつ柔らかくなっていきます。6色タイプはこんなカラーラインナップで、原色を含んだ限られた色でいろいろと作るのはとても楽しそうです。
↑この写真は、上の写真のような板の状態から、当時3歳の子どもが作ったもの。ねじねじしたり、伸ばしたり、これはこれでとても楽しそうでした。ただ、冬になると気温が下がってちょっとやそっとでは柔らかくならないので、また瓶の中に仕舞われたままになってしまったのでした。。
蜜蝋粘土を小さくカットすれば使い方の幅が広がった!
原色を含んだ鮮やかなカラーリングに、子どもの指先を器用にする程よい硬さと粘度で、知育おもちゃとしては最高だった蜜蝋粘土。一度は12色入りにも手を出してみたりしましたが(笑)、そのときもやはり最後までうまく使えなかったので、初心に戻って6色タイプを買い直してみました。
そこで行ったのが小さくカットするというちょっとした事前準備。
写真のように、自宅にあったWECKの瓶に入れてみると、2歳の下の子が興味津々でのぞいてきました。
中身を少しずつ混ぜて入れると……
分類の作業のはじまりはじまり。
小さい手を懸命に使って、色別に分ける作業にハマっていました。
蓋閉めのお仕事にも。ざらざらしている面を触って、どちらが裏か表か手で確かめているようです。
粘土を別のお皿に移動させるのにも、とっても集中。
2歳児の小さな指でもしっかりつまめるサイズと魅力的な色が、子どもの集中を引き出してくれました。
色分けのほかにも、ドイツの図工ブックを参考にして、いろいろ作って遊んでいます。
グラスの内側か外側にペタペタ貼るだけでもきれいです。
蜜蝋粘土のカット方法
一番大事なことを書き忘れていました。蜜蝋粘土を小さくカットする方法ですが、私は糸やカッターを使いました。糸の上に蜜蝋粘土をのせて、両側から糸をクロスさせた状態でしばるように糸を引っ張ったり、もしくは下の写真のように片側の糸をぴーっと逆側に引っ張ると、粘土をカットすることができます。
今回は、糸で粘土を細長く4分割し、
さらにこれを100均の小型ナイフで押すように力を下に向けて加えてカットしました。
切れ味が悪くなるといったことがもしかするとあるかもしれないので、カッターを使う場合は、できれば100均などの安いもので試してみてくださいね。