・ひらがなの書き順を覚える
・文字や線を指でなぞり、自分で書けるようになる
モンテッソーリ教育において、3~4歳は文字の敏感期。文字を書くということに関して、強い興味と成長を見せる時期です。
筆者個人は、早期に文字を教えない(活字に触れさせない)シュタイナー教育の考え方も捨てがたく、概念でことばを固定せずに音としての言葉の豊穣な言語世界を幼いうちにたくさん体験してほしいと思っていたりもするのですが(汗)、3歳になった娘は「デザインあ」などの影響もあり、なんとなく文字に興味が出てきた様子。せっかくの敏感期を親の固定観念で逃すのはもったいない—―。ということで、モンテッソーリの「砂文字板」という教具に似せて、文字と触れ合えるおもちゃを100均の材料だけで作ってみました♪
Contents
モンテッソーリの「砂文字板」とは?
モンテッソーリの砂文字板は、五感を使って文字を覚えられる教具。文字の形を自分の目で確かめながら、ざらざらとした表面を指でなぞることで、文字の書き方を体得できるシロモノなんです。
そこまで値は張らないので買うのももちろんアリですが、まずは手作りしてみたいと思います!
砂文字板に使うダイソー「あいうえおカード」の中身をチェック!
ダイソーの「あいうえおカード」はその名の通り、ひらがなの「あいうえお」を遊びながら楽しく学べる知育カード。さっそく中身と本来の遊び方を見てみましょう。
図柄入りで文字を覚えやすい!
「あいうえおカード」は表面と裏面とに、文字と絵柄が描かれています。並べたりめくったりして遊べば、より楽しく文字を覚えられそう♪
図柄の面を上にして並べれば、モノの名前を覚える練習になりますし、文字の面を上にして並べれば、「あいうえお」の字を覚える練習に。「『す』で始まるもの、何かな?」と質問して「すいか」「すべりだい」などの答えを考えてもらうのもいいかもしれません。
ひらがなの書き順が ひと目でわかる!
「あいうえおカード」には、一画、一画に数字と矢印が赤字で示されています。これを見れば、子どもにも書き順が一目瞭然。なお、同じシリーズに「かずカード」という数を直感的に覚えるのに適したダイソーの知育カードもあるので、併せて使うと数字と書き順が覚えられてより効果的です。
▷【ダイソー】数字を感覚的に理解する!「かずカード」レビュー
100均の材料で「砂文字板」を作ってみよう
今回、砂文字板を作るために用意したのは先に紹介した「あいうえおカード」と100均で買えるグリッターペン。
上の写真は、ダイソーで販売されているグリッターペン。できれば触感をよくしたいので、まずはライトカラーとダークカラー2種類を買って、指の感触に違いがあるか調べてみました。
2種類のグリッターペンを塗って乾かしてみました。その感触はというと……
正直、ほとんど同じでした(笑) 肉眼で見ると、中に入っている粒子はダークカラーの方が細かく、たくさん入っているように見えたのですが、実際に触ってみた感じはあまり違いはありませんでした。というわけで、お好みで、どちらを使っていただいても大丈夫です!
では、いよいよ制作です。といっても、その方法はとっても簡単。「あいうえおカード」に示された文字の線の上をグリッターペンで埋め、しっかりと乾かすだけ。46文字あるので少し大変ですが、小さいのでそこまで苦行ではありませんでした。
ポイントは、厚めにしっかりと塗ること! 上の写真の状態ではまだ足りないです(もうひと塗り!)厚めに、とにかく厚めにしっかり塗ると、中の粒子もたくさん文字の上にのるので、砂文字板のざらざらとした感触を再現することができますよ。
手作りした「砂文字板」を使ってみよう
こちらができあがった砂文字板……ならぬ、砂文字カード。小さめなのが少々残念ですが、娘は「でこぼこしてる~!」と言いながら文字…というより凸凹したカードの表面を指先でなぞるのがとっても楽しい様子。砂文字カードで遊んだ日、お風呂の鏡になにか書いているな~と思ったら、本人いわく「あいうえお」を書いているとのこと。まずは楽しんでくれているようでよかったです。
100均の紙やすりで砂文字板を作ってみよう
何度も書きますが、今回紹介した砂文字カードは砂文字板としては小さめです。もっとダイナミックに使って覚えてほしいという場合は、Wordなどで大きめのサイズで作った「あ」「い」「う」「え」「お」の文字をプリンタで出力後ラミネート加工するなどし、同様にグリッターペンで凹凸を作ってもOK。また、筆者はまだ作ったことがないのですが、100均で売っているような紙やすりを切り抜いて「あ」「い」「う」「え」「お」を作り、カード状に切った厚紙などに貼り付けても作れるようです。お好みの方法で、ぜひ作ってみてくださいね♪