紡錘棒や赤い棒、赤い玉で0から10までの数字をある程度理解できたら、次に知るのは当然ながらこれに連なる「11」「12」「13」…といった数字なのだろうと以前の私は思っていました。しかし、モンテッソーリの算数教育では10から11へとつづく連続数ではなく、「100」「1000」という大きな位を先に紹介します。この紹介に使われるのが、モンテッソーリの教具のなかでもとにかく素晴らしいと思わずはいられない「金ビーズ」。
順に並べてみましょう。
右から「1」「10」「100」「1000」個の金ビーズ。言わずもがな、「1」は1個の金ビーズ、「1000」は1000個の金ビーズからなり、子どもが手で触りながら小さい/大きい/重い/軽い…とその量を感覚的に知ることもできます。
また、「1」→「10」→「100」→「1000」と位が上がるにつれて、「点」→「線」→「面」→「立体」と空間が変わるところもダイナミック!
次の記事では、これを手作りしてみたときのことについて書いてみようと思います。