【100均deモンテッソーリ教具を手作り】サイズアウトしたべビー服や大人の古着でボタン練習!「着衣枠」の作り方

このお仕事・教具のねらい

・ボタンやジッパーの開閉ができるようになる
・リボンを結べるようになる

2歳ごろになると、自分で洋服を着たいという声がちらほら聞こえてくるかもしれません。とはいえ、ジッパーを開け閉めしたり、ボタンを自分で留める作業は、まだ経験値の少ない子どもにとっては一筋縄ではいかないもの。モンテッソーリ教育では、「着衣枠」という教具を用いてボタンを留めたり、リボンを結んだりといった練習をおこないます。着衣枠は通販で手軽に購入できますが、いろいろ種類を揃えるとなると結構な出費。。。

というわけで、わが家では手作りという選択肢を採用! 捨てるには忍びないけれど中古で譲れるような状態でもないサイズアウトしたべビー服を使って、「着衣枠」を作ってみました。(ボタン付きのものを紹介したかったのですが適当なものがなかったため、ここではリボン、チャック、スナップボタンの練習用着衣枠のレシピを紹介します。ボタンの服でも、作り方は一緒ですので応用して作ってみてくださいね)

今回は、リボンで留めるタイプの長肌着(写真左)、チャックで開閉するタイプのロンパース(同中央)、スナップボタンで留めるタイプのロンパース(同右)の3着を用意。
筆者は自宅にあった刺繍枠や、ダイソーで購入した15cm直径の「刺しゅう枠」を用意しました。

≪ 100均 de おうちモンテ のレシピ≫
■製作費:110円〜
■用意するもの
・刺繍枠
・ボタンやジッパーの付いた古着(大人用の古着でもOK)
・はさみ
・木工用ボンド

100均でモンテッソーリの「着衣枠」を手作りしてみよう

まずは刺繍枠の輪をはずしておきましょう。

スナップボタンの「着衣枠」の作り方

1.ロンパースの内側に内枠を入れ、位置を決める

使いたい部分のボタンが枠内に収まるように内枠を置く。

2.外枠をかぶせる

外枠を上からかぶせる

3.布をひっぱってシワをのばし、ねじをしめる

適度にシワをのばす。このとき、ひっぱりすぎたり、刺繍枠がはずれてしまわないように注意

4.まわりをはさみでカットする

5.ボンドで裏側に接着する

枠を裏返し、ボンドを布の端に塗る
内側に折って、布の裏側に貼り付け、乾燥したら完成

リボンの「着衣枠」の作り方

1.長肌着の内側に、内枠を置く

2.紐のついた部分の身頃を合わせる

少し重なるようにすると、あとあとしっかり固定されやすいです

3.外枠を重ね、整える

4.背面を処理して完成

まわりをカット。このままでもいいが、スナップボタンの着衣枠の手順で木工用ボンドで裏面を処理しておくときれい。

リボンを色分けするとより使いやすい!

紐の色は同じ場合が多いかと思いますが、リボンを付け替えて色分けしてあげると、リボン結びするときにわかりやすいです。

紐をカットし、目打ちでリボンを通す穴をあける。穴があいたら、はさみでカットして少し広げてあげるとリボンを通しやすい
リボンを通して
堅結び。端をはさみでカットしよう
もう片方も同様に違う色のリボンを付けて、結んだら完成

チャックの「着衣枠」の作り方

1.内枠を置いてジッパーをしめる

2.外枠をかぶせる

3.布をひっぱってシワをのばし、ねじをしめる

4.他の着衣枠同様、布をカットして端の処理をしたら完成

着衣枠を使ってみよう

完成した手作り着衣枠

◯スナップボタン

パチッと音がするまでしっかりとスナップボタンをおさえます。ボタン同士がうまく重ならないと苦戦していましたが、パチッと音がして閉じるのに成功すると嬉しそうな表情に♪

・リボン

2色のリボンで結ぶ練習です。2歳の娘はまだうまく結べないので、結ぶところは見ていてもらって、最後のぎゅっと締めるところと、ほどく作業をやってもらいました。

・チャック

ジッパーをじょうずに上げ下げして、開閉します。

ほかにもボタンの付いた服などで作ってみてくださいね!