数学的センスを身に付けるのに役立つおもちゃといえば積み木ですが、自分の手で図形を自由に回転させたり変形したりしながら遊べるおもちゃがあれば、ぜひ導入したいと思っていました。
こちらの「ゾムツール」はNASAやMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者たちに支持されてきたツールで、1995年に知育玩具として商品化されたもの。棒のパーツを組み合わせて正多面体など様々な図形と空間を作ることができ、幾何学的センスを育むことができるんです。とっても良さそうなおもちゃなのですが、小さなパーツも多く幼い子どもにはまだ難しいかな?という気もしていました。そんなときに図書館で見つけたのがこの日本数学検定協会による「ストローとモールでつくる幾何学オブジェ」です。
なるほど、ストローとモールなら100均で手軽に手に入るし作るのも簡単そう! これなら針金入りのモールで各パーツを固定してくれるので、棚などに置いたときにしっかりと自立してくれるんですね。3Dの空間認識にはこちらで十分。となると気になってくるのが2Dの空間認識です。これを解決してくれたのが、昔たまたま作ったことのあった北欧インテリア「ヒンメリ」でした。ヒンメリは藁=ストローに糸を通して幾何学模様の影を作るオブジェ。糸でストローをつないでいるだけなので自立はできませんが、より自由に図形を動かすことができそうです。自己流ですがストローの図形おもちゃを作ってみたので、下で作り方を紹介します♪
ストローで作る!ヒンメリ的幾何学オブジェの作り方
用意するのはストロー12本と糸、そしてはさみだけ。今回は糸の動きがわかりやすいようにヘアゴムの紐を使いました。糸だと強度が頼りない場合は、100均の手芸コーナーにある太めの丸ゴムなどもおすすめです。ではさっそく作っていきましょう。
1.ストローを写真のように並べる
2.ストローに糸を通す
ヒンメリ的幾何学オブジェで遊んでみた!
作ったオブジェで遊んでみましょう。まずはストロー=立方体の辺を持って、自由に動かしてみました。すると、立体がどんどん形を変えていくのを観察できるんです!
長方形になったり、六角形になったり。12本のストローでどんな形が作れるかな?
次にこれを応用して、カードでお題を作ってみます。
100均やおうちにある糸などを使って簡単に作れる図形遊び。いろんな形を見つけて遊んでみてくださいね!