先日、本屋の絵本コーナーをぶらぶらしていたときのこと。どこかで見たことのある男性と目が合ったような気がしたんです。それがこちら。お笑い芸人・小島よしおさんの新刊「小島よしおの時計ドリル」の表紙です。
恥ずかしながら彼がYouTuberとしても活動されていることを知らなかったのですが、主に小学生向けのオンライン学習チャンネルとして動画「おっぱっぴー小学校」を配信。本の謳い文句によれば100万回以上再生されている大変人気のあるコンテンツのようです。
Contents
\YouTube動画が累計100万回再生突破/
「おっぱっぴー小学校」&「小島よしおのとけいドリル」の知育時計を手作りしてみた!
100均で手軽に買えるものから教育現場で実際に取り入れられているものまで、知育時計の種類は実にさまざまです。しかし、あまりに種類がありすぎるうえにデザインや値段、サイズもピンキリ。いくつか試しに買ってはみましたが、どんなにおしゃれで高い知育時計でも、どんなに安く手軽に手に入れられても、肝心の時計の読み方を子どもが理解できないと意味がありません。うまく時計の読み方を教えられず知育時計ジプシー状態に陥っていたときに出会ったのが、この本の表紙で彼が手にしている手作り時計でした。
小島よしお氏の知育時計のココがすごい!
では、小島よしお氏の時計のなにがそんなに魅力的に思えたのか。その理由は2つあります。
まず第一に、この時計が段階を踏んで時計の読み方が理解できる構造になっている点です。時計に興味を持ち始めたわが家の3歳は長針と短針を混同しがち。例えば6時40分を時計が指しているときは、長針が指している「8」の数字を手がかりに「8時」と読んでしまうんです。長針と短針が色分けされている知育時計でも、正しい読み方はなかなか伝わりませんでした。
一方、小島よしお氏が自身の動画や書籍の表紙で使っている模擬時計は分解可能。
2つのパーツに分けることで「時間」と「分」の読み方を分けて覚えられるんですね。赤と青のパーツごとに時間と分を読めるようになったら、これらをすべて合体。
時間も分も、自然に読めるようになるという仕掛けです。長さの違う2本の針に悩まされていた筆者にとって、この時計を分解して理解する手法は大変画期的でした。
そしてもう一つの理由は、理想の時計は自分で作っちゃえばいいんだということを気づかせてくれた点。もちろん、インテリアを重視する場合や作る時間がない場合は買うのが得策だと思います。筆者はたまたま工作が好きだったので、彼の自作の模擬時計を作ってみることにしました。
追記)ツイッターで本記事についてつぶやいたところ、なんと小島さんご本人から反応をいただきました…!
ありがとうございます!!(泣)
小島よしお氏の知育時計を作ってみよう!
ではさっそく小島よしお氏の模擬時計を実際に作ってみましょう(個人の趣味で試作したものなので、公式な作り方ではありません)。
今回、土台に使ったのはダイソーの「カラーボード」。発砲スチロールのような素材の板で、簡単に加工することができるのが利点です。YouTubeで使われているものはもう少し厚みがないものでしたが、ダイソーで手に入れるならこちらがベストかと思います。(※ダイソーには「発砲なんでも板」という類似商品もありましたが、こちらは表面が滑らかでないため細かい文字が書きづらいかもしれません)
カラーボードがない場合は段ボールや厚紙を使ってもいいと思います。そのほか、コンパス、水性のポスターカラーマーカー(赤・青)、つまようじ1本、カッターナイフを用意しました。
1.パーツを切り出す
2.針に色を塗る
3.「時間」の盤を作る
4.「分」の盤を作る
5.針の長さを調整する
6.パーツに穴を開ける
7.時計を組み立てる
背部からつまようじをつまむように持てば、模擬時計の完成。お子さんに使わせる場合は、大人の方が持ってあげて針をまわしてもらってくださいね。つまようじの先が尖っているので、お子さんだけでは使わないでください。お子さんだけで使いたい場合は、つまようじではなく目打ちなどでもう少し大きめの穴をあけ、紐(またはモールなど)を通して両側を結んであげるといいと思います。
ぜひ作ってみてくださいね♪